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木崎伸也ブログ

動楽作家(スポーツライター)、木崎伸也のブログ

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戦術用語

 先日、twitter(@skizaki)で「ゲーゲンプレッシング」(略してGプレス)という戦術用語を解説したのですが、日本では馴染みのない用語なので、ブログにまとめておこうと思います。

 以下、twitter(@skizaki)より。

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 ドルトムントがレアルに勝利した要因は、クロップのこの一言に表現されていると思います。
「ゲーゲンプレッシングをうまくやった」( ドルトムント公式HPより )。
 Gプレスとは「ボールを失った瞬間、すぐに奪い返そうとするプレス」。Number最新号(827号)で詳しく紹介してます。

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 クロップ監督 (ドルトムント公式HPより)
「ゲーゲンプレスをうまくやった。レアルがボールを奪ったあとの私たちの反応は並外れていた」

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 ゲーゲンプレスという用語はドイツ以外のメディアでも使用されており、今季のCLにおける流行語のひとつになるかもしれませんね。ドルトムントの公式HPの英語版では「カウンター・プレッシング」と訳されていました。

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 ゲーゲンプレッシングで求められるのは、攻撃から守備へのトランジッションにおける速い切り替え。用語を理解するうえでの注意点は、「プレッシング」と「ゲーゲンプレッシング」は別物ということ。それぞれがドルトムントの二本柱。名前が似ているので、ややこしいですが。

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 現在発売中のNumber(827号)では、ゲーゲンプレッシングを「Gプレス」と表記しました。カウンター・プレスと訳そうかとも思いましたが、Gプレスの方がクロップの思想の雰囲気が出るかなと。

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 ゲーゲンプレッシングが「ただの速い切り替え」と最も違うのは、トランジッション時に組織的に連動すること。ボールを奪った相手に対して、1、2人が圧力をかけ、他の選手はパスコースを切る。さらに周囲でボールを受けうる相手もチェックする。レアル戦は、その連動がすごかった。

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 ただ、いつボールロストするか予測できないため、クロップ監督は「ゲーゲンプレッシングはパターン練習できない」と言いいます。パルスのように体と頭に覚え込ませるしかない。理路整然と陣形を整えてやる通常のプレスと、最も異なる点です。このGプレスと、通常のプレスがドルトムントの二本柱。

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 もうひとつ言えば、ドルトムントがGプレスが可能なのは、彼らの攻撃のスタイルと大いに関係がある。ボールロスト時の守備なので、どう攻めようとしていたかが重要なわけです。バイエルンは真似できましたが、誰でもコピーできるわけではない。
  1. 2013/04/28(日) 09:24:42|
  2. サッカー

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